監修: 藤田医科大学医学部 精神神経科学講座 教授
岩田 仲生 先生

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薬物療法を続けるためのポイント

統合失調症を治療するためには、薬を継続することが重要です。以下のポイントを参考にし、医師と相談しながら前向きに治療に取り組みましょう。

  1. ①適した剤形を選択

    統合失調症の薬には色々な剤形があります。薬の継続がしづらいと感じている場合には、医師に相談して自分に合った剤形を選びましょう。

  2. ②副作用を知る

    投薬・服薬を中断してしまう理由の1つに副作用があります。

    まず、薬の副作用について知っておきましょう。そして、どのような症状があったかを医師と相談してください。統合失調症の治療は、長く古い歴史に裏付けられています。精神科の医師は副作用の少ない薬を選択したり、副作用を改善する薬を併用したりすることで、患者さんの不快な症状を軽くすることができます。

  3. ③日常生活の注意点

    「あいさつ」といった日常生活の些細(ささい)な行動の積み重ねが、病気によって低下した生活・社会機能の回復につながります。自分でできることは、できる限り自分で積極的に行いましょう。

  4. ④良好な治療環境の構築

    若い患者さんの投薬・服薬継続を左右する要因として、治療を受ける上で協力してくれる仲間の存在、医師に対する信頼性の高さ、家族や社会的なサポートを得られるかどうかが大切だといわれています1)。困りごとや悩みごとはひとりで抱え込まず、主治医や周囲に相談してみましょう。

参考文献
  1. Sendt K-V, et al.: Psychiatry Res. 2015, 225(1-2), 14-30
ご注意ください
本サイトで解説する病気の症状は典型的なものを紹介したもので、記載された症状がその病気をもつすべての方に当てはまるわけではなく、また症状のどれかに当てはまるからといってその病気であることを示すものではありません。治療法その他についても、あくまでも代表的なもののみを掲載しており、治療法すべてを網羅するものではありません。病気の診断および治療に関しては、必ず医師による説明を受けるようにしてください。