うつ病治療には薬物療法以外に、薬物療法と組み合わせて行われる身体療法や精神療法があります。たとえば、抗うつ薬で効果がみられない場合や自殺企図(自殺を図ること)が切迫している場合には電気けいれん療法が行われることがあるほか、季節性うつ病のように季節の変わり目が発症の原因となるうつ病では高照度光刺激療法が有効であることがわかっています。
また、症状がひどい極期は十分な休養と薬物療法が中心ですが、抗うつ薬によって快方に向かう回復期に入ると精神療法が行われるようになります。うつ病治療で行われる精神療法にはうつ病に陥りやすい思考パターンを改善する認知療法やうつ病の人が抱えている対人関係の問題を解決することに焦点を当てた対人関係療法があります。
さらにうつ病の症状が改善すると復学や復職に向けたリハビリテーションが行われます。リハビリテーションはうつ病の人が社会復帰するための準備期間ともいえ、この時期は再びストレスにさらされるために再発に陥りやすいことから、心身の状態に注意を払いながらリハビリテーションを進めることが重要になってきます。
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