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ここから本文です鑑別診断が必要な精神病性障害には、短期精神病性障害、統合失調様障害、妄想性障害、統合失調感情障害があります。
この障害では統合失調症に似た症状がみられますが、1日から1カ月程度しか持続しません。原因は不明ですが、強いストレスによって引き起こされる場合が明らかに認められます。症状は幻覚や妄想が優勢で統合失調症に類似しますが、思考の障害はあまりみられません。急性かつ一過性に起こるのが特徴で、薬物治療を受けても受けなくても回復し、通常は再発することはありません。ただし、短期精神病性障害を起こした人のおよそ30%が3年後に統合失調症に移行するとの報告があります。
統合失調症に似た症状が1カ月以上続き、短期精神病性障害の診断基準を満たさなくなると統合失調様障害と診断されます。症状が6カ月以上続くと統合失調症の診断を満たしますが、躁うつ病や統合失調感情障害に移行する場合もあり、暫定的な診断としての意味合いがあります。
妄想が持続的にみられますが、妄想以外の精神症状がほとんど認められません。妄想の内容はあまり突飛ではなく、後をつけられる、毒を入れられるといったように現実にありうるものであったり、妄想の内容に関連する幻覚はあっても一過性であったり、断片的であったりします。中年期で発症することが多いとされています。
統合失調症と気分障害の症状の両方が同時にみられます。躁病型とうつ病型の2つがあり、躁病型は予後は比較的良いですが、うつ病型の予後は統合失調症と同じです。
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