ホーム > てんかん > 理解する > どのような経過をたどるの?
ここから本文ですさまざまなタイプがあるてんかんがどのような経過をたどるかを一概に述べることはできません。特に治療しなくても自然治癒するものもあれば、非常に治りにくいてんかんや重篤な障害を残すてんかんもあります。ただし、かつては「てんかんは不治の病である」と考えられていましたが、その後、治療薬の進歩によっててんかんの多くはコントロールすることができるようになっています。
1980年ごろを境に、さまざまな疫学的調査においててんかんの予後に対する見通しがかなり変わってきました。1980年以前には、完全に発作を抑制できるてんかんの割合はだいたい30%前後と報告されてきましたが、80年以降になると70〜80%のてんかん発作を抑制・改善できると報告する研究が増えてきました。この背景には、抗てんかん薬の進歩が大きく影響していると考えられています。
一般に、早期に治療が開始されればてんかんの予後は良好であるとされています。てんかん発作が初めて起きた時から1年以内に治療が開始された場合には80%以上のてんかんで発作が抑制されていますが、てんかん発作が初めて起きた時から1年以上2年以内では大きく下がって30%程度、また10年近く未治療の場合には10〜20%程度にまで発作抑制率が低下すると報告されています。
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