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紀州和歌山が生んだ世界的博物学者、南方熊楠。その驚くべき博覧強記から生み出された研究業績はその後の博物学、民俗学に多大な影響を与え、柳田国男をして“日本人の可能性の極限”と評させるほどの型破りな天才でした。死後脳の研究から、南方熊楠には左内側側頭葉に病変があったことから側頭葉てんかんを患っていたとされています。歩くエンサイクロペディア(百科事典)と呼ばれるほどあらゆる分野の知識に通暁し、その比類ない独創的な研究がてんかんによってもたらされたと考えると興味は尽きません。
参考文献:
金澤 治著:知られざる万人の病気 てんかん.(株)南山堂, P58〜61
扇谷 明:南方熊楠のてんかん:病跡学的研究.精神神経学雑誌.第108巻第2号,2006年
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