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てんかん

治療する

薬物療法/治療経過と予後

適切に選択された薬剤が十分な用量で用いられれば、てんかんの7〜8割において発作の消失・軽減が期待できるとされ、特に初めててんかん発作がおきてから1年内に薬物治療を開始することでより望ましい治療経過と予後が得られることがわかっています。
薬物療法によって発作が完全に消失すれば抗てんかん薬の中止が検討されますが、その場合は数年かけながら慎重に行われます。また、再発のリスクはゼロではなく、特に薬物療法を中止してから1〜2年にてんかん発作が再び現れることが多いため、治療中止後*も慎重な経過観察が必要になってきます。

薬物療法による治療経過と予後

薬物療法による治療経過と予後は、下記の4群に分かれると考えられています。

  1. 軽症で短期間のうちに治ってしまう群(約30%)
  2. 薬物療法によって容易にコントロールされ時間経過とともに治る群(約30%)
  3. 薬物療法で部分的にコントロールされるものの再発傾向がみられる群(約20%)
  4. 薬物療法でコントロールできずに発作が持続する治りにくい群(約20%)

図:てんかんの薬物治療の経過と予後

出典:久郷敏明著:てんかん学の臨床.星和書店,1996年.P435

発作消失後の抗てんかん薬中止の目安

薬物療法によって一定期間、発作が完全に抑制された場合に、いつ服薬を止めてよいかは難しい問題です。一般的に、3〜5年の間、発作をおこさず経過して、脳波にてんかん性異常が認められなくなれば、さらに1〜2年かけて服薬している薬剤を減量・中止していくのが望ましいと考えられています。
ただし、てんかんのタイプや発作の種類によって状況は大きく異なるため、医師との連携が重要です。

薬物療法を中止した後の再発リスク

発作が消失して薬物療法を中止しても、残念ながら再発のリスクはゼロではなく、再発率は小児ではおよそ10〜30%程度、成人ではおよそ20〜60%程度と考えられています。再発は、薬物療法を中止してから1〜2年に集中して現れる傾向がみられますから、この期間は特に注意が必要です。

※:参照関連情報ページ

(以下のリンクは新しいウィンドウで開きますが、状況によりそうならない場合もございます。)

脳波:
診断する>どのように診断されるの?/鑑別および確定診断>脳波検査でてんかん性の異常脳波がないか調べます

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