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ともに生きる

Q&A

Q&A 一覧

  • Q: 最近、高齢の母親のもの忘れがひどく、認知症になってしまうのではないかと心配しています。ただの加齢によるもの忘れかもしれませんが心配のしすぎでしょうか?
    A: 加齢によるもの忘れでは体験した出来事の一部を忘れてしまうのに対し、認知症では体験した出来事そのものの記憶がなくなるという違いがあります。しかし、認知症と加齢によるもの忘れを区別するのは難しいため、早めに専門の医師に診てもらうことをお勧めします。
  • Q: 私の父親がアルツハイマー型認知症と診断されましたが、私もアルツハイマー型認知症になってしまうのではないかと心配です。アルツハイマー型認知症は遺伝するのでしょうか?
    A: 遺伝するタイプのアルツハイマー型認知症は確かにあり、家族性アルツハイマー型認知症と呼ばれていますが、アルツハイマー型認知症の2〜3%程度です。家族性アルツハイマー型認知症は、通常35〜60歳までに発症しますので、あなたのお父様が60歳以下で発症したのでなければ遺伝性のアルツハイマー型認知症の可能性は低いです。また、遺伝性でない大多数のアルツハイマー型認知症の場合、ご家族にアルツハイマー型認知症があると発症するリスクは通常の約3倍程度と考えられています。これは、発症には遺伝的な素因だけでなく環境などが密接に関係しているためですので、日頃より予防に気をつけることが大切です。
  • Q: 私の妻がアルツハイマー型認知症と診断されましたが、そのことを妻に伝えるべきか迷っています。やはり、アルツハイマー型認知症であることを伝えた方がよいのでしょうか?
    A: 告知するかどうかは、すべてのご家族が悩む大変難しい問題です。認知症に限らず、患者さんは本当のことを知る権利があるという考え方が広まってきていますが、病名を知ることでその患者さんが受けるショックを考えればそうとばかりは言えません。やはり、ご本人がそのことを受け止められるかどうかを見極めたうえで告知すべきだと思います。ご本人がどのように受け止めるかを判断できるのは、長年連れ添ったご家族です。主治医と相談しながら焦らずに告知のタイミングを見計らう必要があります。
  • Q: 認知症の義母はついさっき食事したことを忘れてしまい、そのことを諭しても「ごはんも満足に食べさせてくれない」などといつも感情的になってしまいます。どのように対処すればよいのでしょうか?
    A: 食事したことを忘れてしまうのは、認知症の人の多くにみられる行動です。本人は食事をした記憶がありませんから、いくらそうだと言っても理解されません。そこで、食べることに対するご本人の関心をそらすように対処する必要があります。「今すぐに作るから待ってね」と時間をかけて対応しているうちに、そのこと自体を忘れてしまうこともあります。あるいは、1回の食事量を減らし食事回数を増やすのも1つの方法です。これは食事以外に楽しみがないことも大きな要因と考えられますから、食べること以外に楽しみを見出せるようにすることも大切です。
  • Q: 私の母はアルツハイマー型認知症になって5年が経ちますが、最近では父がすでに他界したことも忘れてしまい、父の姿を探し求めて大騒ぎになります。父が亡くなったことを説明しても納得せずに感情的になる母の姿をみて、言いようのない絶望感と深い悲しみに襲われます。私自身もどうにかなってしまうのではないかと不安でたまりません。どうしたらよいでしょうか?
    A: お父さまが亡くなられたことを理解させることよりも、お母さまの不安を取り除くように接することが大切です。抱きしめてあげるなど、たくさんの愛情を注ぐことでお母さまの不安を和らげることができるかもしれません。
    認知症は、ご本人や周りの方々に喪失感をもたらすことがあります。どうしようもない現実に打ちひしがれるのは、多くのご家族や介護者が経験することです。ですから、そのような現実を自分一人で決して背負い込まないでください。誰かにそのことを話すことで気持ちが救われることがあるかもしれません。認知症の人とご家族が集う家族会などに参加すれば、同じ悩みをもつ人と悩みを共有したり、励まし合うことができます。また、どうしようもなくつらいときには、介護から少し離れて休むことも大切です。
  • Q: 認知症の母の介護を5年以上続けていますが、同じ行為をたびたび繰り返す母に対して感情的になることが多く、最近は手をあげてしまうようになってしまいました。冷静になるとそのことをひどく後悔するのですが、また同じことがあるとついカッとなって手をあげてしまいます。このまま自分がエスカレートして母を傷つけるのではないかと不安なのですが?
    A: 認知症の人を介護するご家族や介護者の方がストレスから感情的になるのは、ある意味で仕方のないことといえます。しかし、そのことが言葉や暴力などによる攻撃的な態度・行動につながり、認知症の人を傷つけるようであれば虐待につながる恐れがありますので、至急に対応しなければならない問題です。また、介護者の方が感情的になるとご本人も興奮するなど気持ちが不安定になりますので、かえって介護が大変になることがあります。
    あなたは介護のストレスによって、ご自分の感情や行動をコントロールできなくなっているかもしれませんから、自治体の介護保険サービスの窓口やソーシャルワーカーなどにすぐに相談して、あなた自身が介護から少し離れる必要があります。決して自分一人で介護を背負い込まないようにしましょう。

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