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Nun Studyが示す加齢とアルツハイマー病との関係でもう1つ示唆的なことがあります。それは修道女たちの質素な生活習慣です。質素な生活習慣がアルツハイマー病と何の関係があるのかといぶかる方もいるかもしれませんが、あながち無関係とも言い切れないのです。
高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病があるとアルツハイマー病になりやすいことを示すいくつかの研究が報告されており、生活習慣病とアルツハイマー病との関係が注目されています。生活習慣病とは無縁の、質素な生活習慣を送る修道女たちにおいて、病変がみられながらも発症しなかったことは生活習慣が何らかの影響を与えていたのはないかと推測することができます。生活習慣病とアルツハイマー病との関係は解明されていませんが、生活習慣病が病態に直接関係はなくとも、発症を促す、あるいは病態を進行させる危険因子として作用していることは十分考えられることです。生活習慣病への対応は血管性認知症の人だけに求められるものではなく、アルツハイマー病の人にも大きく関わってくる大切なことなのです。
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