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認知症

ともに生きる

周りの方へ/ご家族や介護者の方々へ

認知症がどのような病気であるかがわかれば、現れる症状を理解し受け入れる準備ができてきます。家族・介護者を悩ます精神症状と行動異常は理由もなく起こっているわけではなく、ちゃんとした背景があります。人は感情と理性のバランスを保ちながら行動していますが、認知症の人は思考や判断力が衰えるために理性の制御がきかず、感情が前面に出るようになります。つまり、理屈で理解させようとしても限界があるのです。したがって、認知症の人への接し方は常に感情に働きかけるようにアプローチしなければなりません。
家族はともすると「病気になるまえにできていたことができなくなった」ことに対して目を向けてしまいがちです。でも、車イスで生活している本人に対して、「どうして歩けないの」と責める家族はいません。ところが、認知症の人に対しては、「何度も言っているのにどうしてわからないの!」と言ってしまいがちです。認知症は一見して社会生活機能が低下しているかがわかりにくため、周囲の人はどうしても「できないこと」が病気のせいであることが理解できず、つい感情的になってしまうことが少なくないのです。認知機能が低下しても、感情や自尊心といった心の機能は長く保たれます。失敗したからといって叱っても、本人は失敗したことに対する認識がないため意味がなく、かえって本人の感情や自尊心を傷つけるだけに終わってしまいます。認知症の人にとっては、やさしく接してくれる人を大切な人と理解し、きつく当たったり怒りっぽい人を怖い人と認識します。感情や自尊心を傷つけることは情緒的不安定をもたらし、精神症状と行動異常が出やすくなりますから、本人の感情や自尊心をまずは尊重してあげることです。問題行動も、危険を伴うものでなければ大目にみてあげて、温かく見守るように接してあげることが大切です。

※:参照関連情報ページ

(以下のリンクは新しいウィンドウで開きますが、状況によりそうならない場合もございます。)

認知症の精神症状と行動異常:
理解する>どんな病気?/精神症状と行動異常
認知症の問題行動:
理解する>どんな病気?/精神症状と行動異常>認知症でみられる行動異常

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