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片頭痛

診断する

どのように診断されるの?/問診と診断基準

本人への詳細な問診が診断のベース

頭痛の問診では、痛みの性状や現れ方、痛む部位、痛みの持続期間などを中心に聞かれます。特に、片頭痛と緊張型頭痛、群発頭痛などの一次性頭痛内の鑑別診断には問診以外に手立てがないため非常に重要です。

痛みの性状

痛みの種類には、ズッキンズッキンという拍動性の痛み、ジワーッとした均一性の痛み、ズキッとした一瞬の電撃性の痛みがあり、痛みの性状で頭痛のタイプがある程度推測できます。拍動性の痛みは片頭痛、均一性の痛みは緊張型頭痛、電撃性の痛みは神経痛と大まかに区別されます。拍動性の痛みでも、群発頭痛の場合にはあまりにも痛みが強いため均一性の痛みとして感じられることがあります。また、二次性頭痛の多くが均一性の痛みを呈しますが、これまでとは明らかに異なる激しい頭痛で、意識障害や言語障害、麻痺などがみられる場合にはくも膜下出血などの命にかかわる病気が疑われるため注意が必要です。

痛みの現れ方

頭痛がどのようにして現れたかによっても頭痛のタイプをある程度把握することができます。頭痛に先立って何らかの前ぶれ(前駆症状)が現れる場合には片頭痛または群発頭痛が、また閃輝暗点などの前兆がある場合には片頭痛が、さらに頭痛の出現が不明確な場合には緊張型頭痛が考えられます。急性に頭痛が出現した場合には、それが数秒から数分の経過で次第に痛みが増せば片頭痛または群発頭痛が、一瞬にして激しい痛みが現れそれが持続したものであればくも膜下出血などの脳血管障害による頭痛が考えられます。

痛む部位

頭部片側に現れやすい頭痛は片頭痛や群発頭痛で、頭部全体に現れる頭痛は緊張型頭痛あるいは二次性頭痛であるといった大まかな区別はありますが、この区別は絶対的なものではありません。片頭痛や群発頭痛でも頭部左右に現れることがあり、また、二次性頭痛でも脳腫瘍や急性副鼻腔炎のように病変部位によって片側に現れることがあります。

痛みの持続期間

頭痛がときどき(間欠的に)起こるのか、または持続しているかによって一次性頭痛と二次性頭痛を鑑別することが可能です。一次性頭痛は発作性で持続が短く、間欠的であるのが特徴ですが、二次性頭痛の場合にはその原因疾患が取り除かれなければほぼ毎日持続します。

  片頭痛 緊張型頭痛 群発頭痛
性差 女性に多い 男性に多い
痛みの性状 ズッキンズッキンとする拍動性の激しい痛み 締め付けられるような、軽度または中等度の痛み 片側の目の奥がえぐられるような激しい痛み
痛む部位 こめかみのまわり(片側または両側) 頭全体、特に後頭部から首筋に多い 片側の目の奥またはその周囲
痛みの起こり方 急に 徐々に 急に
痛みの持続時間 4〜72時間 30分〜1週間 15分〜3時間
発作の頻度 月に1〜3回程度 毎日のように 数週間の連日発作が年に1〜2回程度
随伴症状 吐き気・嘔吐、発作前に前兆(閃輝暗点)と伴うことがある 首や肩のこりをともなう、フワッとめまいがする 痛みのある側の目の充血・涙、鼻水がでる
痛みの誘因や
悪化因子
日常生活の動作、入浴、光や音による刺激 ストレスや疲労、長時間の同一姿勢 ストレス、アルコール
痛みの原因 脳の血管の拡張 肩や首の筋肉、神経の緊張 目の奥の血管の拡張
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