ホーム > 片頭痛 > 診断する > どのように診断されるの?/鑑別診断 > 片頭痛に似た頭痛を呈する疾患との鑑別
ここから本文です二次性頭痛の中には片頭痛に似た頭痛を呈するものが少なからずあり、髄膜炎などのように放っておくと命にかかわる疾患から、副鼻腔炎のように慢性化してしまうものまでさまざまです。
激しい頭痛が急性副鼻腔炎で起こることがあり、多くは頬や前頭部の痛みを伴います。ときに副鼻腔のある場所とは関係のない頭頂部や側頭部が痛むことがあり、片頭痛と間違えられる場合があります。また、片頭痛が身体を動かすことで痛みが増すのと同じく、副鼻腔炎でも頭部を振ると痛みが増強するため鑑別が難しいことがあります。
側頭動脈炎はこめかみ部分にある側頭動脈に炎症が起こる病気です。血管が腫れてズッキンズッキンとする拍動性の痛みが生じるため、片頭痛に似た頭痛を呈します。頭痛は最初は片側ですが、やがて頭部全体に広がり、頭痛の頻度や程度は次第にひどくなっていきます。また、ものを噛むときにあごのあたりに痛みが伴うのが特徴です。
髄膜炎では脳底部の比較的太い血管の周囲に炎症を起こすため、血管拡張をきたして拍動性の痛みが生じます。特に限局性の炎症では片側の痛みとなるため片頭痛と似た頭痛を呈することがあります。
脳に血液を送っている両側の内頚動脈の末端が次第に細くなって閉鎖し、その血流を補うように脳底部にたくさんの新生血管が作られる病気がもやもや病です。片頭痛に似た頭痛を呈するため、見間違われる場合があります。
脳動静脈奇形は脳の動脈と静脈の間に毛細血管がないために動脈と静脈が直接つながっている先天的な奇形の病気です。高い圧力をもつ動脈血がそのまま静脈に入り込むと静脈はその圧に耐え切れずに破裂しやすくなり、脳出血・くも膜下出血の原因となります。後頭葉に脳動静脈奇形があると片頭痛に似た頭痛を呈することがあります。
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